こんにちは、ayurinnです。
2024年5月22日に日本列島を駆け巡った悲しいお知らせ。
俳優の中尾彬さんが、5月16日に亡くなっていた(急死していた)というニュースでした。
ネジネジがトレードマークの中尾さん。
奥さんの池波志乃さんともおしどり夫婦として知られ、よくお二人でテレビに出演されている姿を拝見しました。
中尾さんのネジネジも志乃さんが命名したのだとか。
「だって、なんて呼んでいいか分からないから。」
そんなお二人のやり取りが、今でも目に浮かびます。
今回の訃報を機に、そういえば、最近、中尾彬さんをテレビで見かけなくなっていたような・・・。
近年は、何してたの?
と、気になることをまとめてみましたので、皆さんにもご紹介します。
少しでも気になった方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
中尾彬さんが急死!
2024年5月16日までになくなっていたという中尾さん。
年齢は、81歳でした。
死因は、心不全。
関係者の方の話によると、5月に入ってからも仕事をこなしていたいうことなので、本当に突然の訃報だったようです。
葬儀については、すでに奥様の池波志乃さんと、近親者で執り行われたとのこと。
中尾さんといえば、渋い低音ボイスで、様々な役柄を演じてこられた名俳優。
風貌は少し強面ですが、人間としての温かさがにじみ出ていて、素晴らしい味のある俳優さんだなあと思っていました。
中尾さんが出演されている作品は、厳しい役柄ながら最後には人間味を感じさせてくれるような、見終わった後にほんわかと心が温かくなる作品が多かったように記憶しています。
コメディーなどを演じた時にも、あの風貌からは想像できないようなおちゃめな姿を見せてくれて、心の底から笑ってしまいました。
そんな素晴らしい俳優さんが、また一人、この世から去ってしまったことに寂しさを感じながら、中尾さんのご冥福をお祈りしております。
中尾彬さんの最近(近年)の活動は?何をしてたの?
2023年6月、フジテレビお昼の情報番組『ぽかぽか』にご夫婦で出演。
その時に、夫婦で終活に取り組んだことを明かしていました。
絵が趣味だった中尾さんが、千葉県や沖縄県に所有していたアトリエを処分したと話し、自身が入るお墓も用意したことを明かしていました。
さらには、「人間関係も一緒にいろいろ整理したかな。」と、話す場面も・・・。
奥様の志乃さんが「仕事だけでダラーっとつながってた人は向こうも迷惑だったろうなと思うような」人間関係を整理したのだとか。
確かに、仕事関係で、年賀状でしかつながっていない人とかいますよね。
せっかくのおめでたい新年の挨拶状である年賀状も、そういう人間関係の煩わしさから義務のように作成してる方もいるのではないでしょうか?
私もその一人です。
最近では、SNSなどでも簡単に人とつながれるようになった時代です。
会ったことはないけど、繋がっている人もいるのではないでしょうか?
本当に、お互いにとって大切な人間関係に絞るのも、ストレスが多い現代を生き抜くための処世術かもしれませんね。
今回の中尾さんの死去にあたり、奥様の志乃さんも次のようなコメントを残しています。
「終活以来の中尾の遺言で、このような形を取りました。 応援してくださった皆様に、託された私から、お詫びとご報告申し上げます。 本人は元気で、12月の旅行に向けて、頑張ってリハビリをしていたくらいでしたが、自宅で私と二人の時に、とても穏やかに本当に眠るように息を引き取りました。 まだ志乃~と呼ばれそうな気がします。叶いますならば、中尾彬らしいね~と笑って送ってあげてくだされば幸いです」
引用元:khb「地元の木更津に託した“終活”12月の旅行に向けリハビリも…俳優・中尾彬さん死去」
2024年5月2日発売『モノ・マガジン』で対談
本誌の「続・ゴジラ対モノ・マガジン大特集」で、映画監督の手塚昌明氏との対談に参加。
少し、痩せているように感じましたが、元気な笑顔を見せてくれていました。
中尾さんは、手塚昌晃氏が監督を務めた『ゴジラvsメカゴジラ』(2002年)で、五十嵐総理役を熱演。
しかし、この時、衣装の打ち合わせで意見が合わず降板してしまった俳優の代役として声がかかったという中尾さん。
普通だったら、大御所俳優である中尾さんに対して、「演じるはずだった俳優が降板してしまったから、お願いします。」なんてお願いしたら、「怒られるんじゃ」なんて考えてしまいましたが・・・。
そこは、さすが中尾さん。
「急に俺に声をかけてくるなんてよっぽど困っているんだろう」と、快く引き受けてくれたのだそう。
さらに、この映画のスケジュールのために、今入っている仕事をキャンセルするようにマネージャーに指示。
中尾さん、かっこよすぎます。
ここでも、中尾さんの素晴らしい人間性がにじみ出てますよね。
そして、「中尾さんにも出演してもらえるような、新しいゴジラ映画に挑戦してみたい。」と締めくくられ、対談が終了。
未来について、語っているところを見ると、本当に急な訃報だったのでしょう。
2023年5月4日全世界配信・Netflix『サンクチュアリー聖域ー』
大相撲を題材としたオリジナルwebドラマ。
この作品で、中尾さんは、日本大相撲協会の理事長である熊田役を好演。
一ノ瀬ワタルさんが主演を務め、染谷将太さん、忽那汐里さん、岸谷五朗さん、仙道敦子さん、小雪さんなど、名だたる名優の方々が出演されている作品です。
残念ながら、見たことがなかったので、これを機会に見てみようかなと思いました。
中尾さんが、最近出演した作品を色々調べてみましたが、この作品が一番新しい出演作品のようで、最後の作品かもしれません。
「買取福ちゃん」のイメージキャラクター
中尾彬さん、池波志乃さん、鈴木福さんが、同社のPRをしているCMが印象的な「買取福ちゃん」。
実は、2016年から同社のイメージキャラクターを務めていたという中尾さん。
こちらの会社と出会ったのは、生前ご夫婦で取り組んでいた終活だったのだとか。
これまで愛用したり所蔵してきた大切な品物の手放し先として、中尾さんご夫婦が選んだのが「買取福ちゃん」だったのだそう。
その時に、中尾夫妻の終活に対する思いに共感し、大切な想いをつないでいきたいという「買取福ちゃん」のイメージにもピッタリだということで、イメージキャラクターを依頼。
CM撮影の時にも、中尾さんは、周囲に常に気を配り、優しい人柄を垣間見せていたと言います。
そして、所属事務所とご遺族のご了承のもと、今期も継続してイメージキャラクターを務めていただくこととなったとのことです。
地元木更津市のPR大使
中尾さんは、千葉県木更津市で高校生まで生活。
7年前に木更津市の要請を受け、「木更津PR大使」に就任。
メディアに出演し、木更津市をPRするなど精力的に活動を行っていました。
2023年には、木更津市の市内限定電子地域通貨「アクアコイン」のPRにも協力。
同通貨の決済時に流れる効果音に「いいねえ、木更津」と話しかける中尾さんの声が使われていました。
さらに、同年11月には、40年ほど前から自身が描いたり集めたりしてきたリトグラフや水彩画など、合わせて38点を木更津市に寄贈。
その作品は「中尾彬コレクション」として、展示会が開かれていました。
木更津市民にも愛され、今回の訃報に際して、中尾さんを悼む声が多数聞かれました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、中尾彬さん急死という訃報により、最近の中尾さんの活動について調べたことを、ご紹介しました。
記事を執筆しながら、本当に素晴らしい方を亡くしてしまったんだなあと、寂しさがこみ上げてきました。
俳優として、様々な作品に出演され、最近では、バラエティーやCMなどでも活躍されていた中尾彬さん。
辛口のコメントも、温かい人間味あふれる中尾さんから発せられると、「確かにそうだな。」と自然と受け入れてしまっていた自分を思い出しました。
池波志乃さんとのおしどり夫婦ぶりも記憶に新しい中尾さん。
私も、あんな風に素敵に年を重ねていけたらと憧れてしまいます。
ご冥福をお祈りいたします。
コメント