こんにちは、ayurinnです。
パリ五輪が開幕して、あっという間に毎日が過ぎているように感じます。
連日のように、日本人選手のメダル獲得のニュースが流れ、世界の大舞台で頑張っている姿を見て励まされています。
今、私が特に注目しているのが柔道競技。
金メダルが確実視されていた阿部詩選手がまさかの2回戦敗退という番狂わせもありましたが、勝った選手に拍手を送りたいです。
詩選手に勝利したディヨラ・ケルディヨロワ選手(ウズベキスタン)は、東京五輪では17位という自身にとって不本意な結果で終わったことで、奮起。
練習を重ね、技を磨き、世界ランキング1位となり、絶対王者の阿部詩選手を撃破し金メダルを獲得。
本当に素晴らしい。おめでとうございます。
そして、今後、試合が行われる柔道女子63キロ級。
日本代表として出場する高市未来選手の前に大きく立ちはだかるのが、フランスのクラリス・アグベニュー選手です。
日本の競技人口を大きく上回るフランスでも人気のスター選手である彼女。
一体、どんな選手なのでしょうか(プロフィールは)?
今大会は、出産後初の五輪ということで、「ママでも金」と闘志を燃やしています。
順当に勝ち上がれば、高市選手とアグベニュー選手は決勝で対戦することに・・・。
ぜひ、決勝まで立ち上がり、二人の闘志あふれる熱戦を観たいですね。
そんな柔道女子63キロ級を盛り上げるクラリス・アグベニュー選手について、少しでも気になった方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
クラリス・アグベニュー選手wiki風プロフィール!
自身16歳の2008年にヨーロッパカデ選手権大会で優勝し、一躍有名に。
そして、2010年に開催された「グランドスラム・東京」で優勝。
弱冠18歳で世界を制しました。
その後はヨーロッパで勝てない時期が続くこともありましたが、不屈の精神で立ち上がり、世界大会で優勝7回、東京五輪でも金メダルを獲得するなど、絶対王者として君臨。
そんなアグベニュー選手の柔道スタイルは、袖と襟の二本を持って戦う正統派のパワーファイター。
階級随一と言われる怪力で、豪快な投げ技は圧巻。
得意技の大外刈りや脇差しの左の腰技、移腰、裏技と大技にキレが・・・。
あまりの豪快な技の数々に、単に力で投げ飛ばしているのかなと思ってしまいますが、実はその大技の源は丁寧な組手にあるのだとか。
フランス選手に多い引手から持つ型を徹底し、どの技もこの型から手順を踏んだうえで、的確な作りのもとに放たれていると言います。
素人の私には、そこまで技の精度を見極められませんが、大技にばかり注目せず、細部にわたり気にかけながら観戦してみようと思いました。
同じ階級の日本代表でもある高市未来選手とは、ライバルであり友人でもあるとのこと。
2019年に東京で開催された「世界選手権」では、決勝戦で両社が戦い、アグベニュー選手が熱戦を制し優勝。
互いに奮闘を称えあい、抱き合う姿には感動を覚えました。
パリ五輪でも二人の雄姿が見られることを楽しみにしています。
クラリス・アグベニュー選手はママでも金?
前回大会「東京五輪」で、金メダルを獲得したアグベニュー選手ですが、その後、長期の休養を取っていました。
その理由は、出産のため。
2022年6月に第1子である女の子を出産したアグベニュー選手。
お子さんは、現在1歳半。
今年3月に、国際女性デーのイベントで来日した際、
「(食事には)いろいろな制約がある。1歳半の子がいて、まだ母乳をあげているので。乳が出るように十分な水分を取らないといけないし、競技に必要な食事をすることも大事」
引用元:Sponichi Annex「【柔道】3度目五輪の高市未来「パリでは決勝の舞台で」女王アグベニェヌとの頂上決戦誓う」
と、育児と柔道の両立の大変さについて語っていました。
そんなアグベニュー選手は、出産からわずか5か月後の2022年11月に開催された「ヨーロッパクラブ選手権」で復帰。
出産後の体調の変化や、育児との両立など大変な中、なかなか勝てない時期が続いていましたが、2023年の「世界選手権」で優勝。
2024年シーズンに入っても、「グランドスラム・パリ」「グランドスラム・タシケント」で優勝を飾るなど好調をキープ。
自国開催でもあるパリ五輪では、東京五輪に続き「ママでも金!」を目指し、熱い戦いを繰り広げてくれることでしょう。
クラリス・アグベニュー選手の主な戦績
2011年 | 世界ジュニア | 3位 |
2013年 | 世界柔道選手権 グランドスラム・パリ グランドスラム・デュッセルドルフ | 2位 優勝 優勝 |
2014年 | 世界柔道選手権 グランドスラム・パリ | 優勝 優勝 |
2015年 | 世界柔道選手権 グランドスラム・ザグレブ グランドスラム・アブダビ グランドスラム・チェジュ | 2位 2位 優勝 優勝 |
2016年 | リオデジャネイロ五輪 グランドスラム・パリ | 銀メダル 優勝 |
2017年 | 世界柔道選手権 ワールドマスターズ グランドスラム・デュッセルドルフ | 優勝 2位 優勝 |
2018年 | ワールドマスターズ 世界柔道選手権 グランドスラム・パリ | 優勝 優勝 優勝 |
2019年 | 世界柔道選手権 ワールドマスターズ グランドスラム・パリ | 優勝 2位 優勝 |
2021年 | 世界柔道選手権 ワールドマスターズ 東京五輪 | 優勝 優勝 金メダル |
2023年 | 世界柔道選手権 ワールドマスターズ | 優勝 3位 |
2024年 | 世界柔道選手権 グランドスラム・パリ グランドスラム・タシケント | 3位 優勝 優勝 |
素晴らしい戦績ですね。
出産後も、きちんと調整し、優勝を成し遂げるなど、さすがアスリートと感心してしまいます。
パリ五輪に向けても、自身のベストが出せるようしっかり調整して挑んでくることでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、パリ五輪で柔道女子63キロ級に出場するクラリス・アグベニュー選手について、ご紹介しました。
- 柔道大国であるフランスでも人気の選手であるアグベニュー選手。
- 数多くの世界大会で優勝し、リオ五輪で銀メダル、東京五輪で金メダルという素晴らしい戦績を残しています。
- 自国開催のパリ五輪では、2022年6月の出産後、ママになって初めてのオリンピックということもあり、「ママでも金」を目指し、熱い闘志を燃やしています。
- 日本代表の高市未来選手とは、ライバルであり友人でもあるのだとか。
- お互いに、パリ五輪の決勝で戦えることを楽しみにしている様子。
決勝までは、長い道のりかもしれませんが、ぜひ、決勝の舞台で激突する二人の姿を観戦できるのを楽しみにしています。
お互いに悔いのない試合をしてほしいですね。
頑張れ、クラリス・アグベニュー選手!頑張れ、高市未来選手!!
※アグベニュー選手のライバルで友人の高市未来選手については、こちらをチェック!
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