こんにちは、ayurinnです。
2024年5月19日に開催された体操男子の「NHK杯」。
「パリ五輪」代表選考会を兼ねた同大会で、個人総合初優勝を果たした岡慎之助選手。
自身初となる「パリ五輪」日本代表選手に選ばれました。
現在20歳という若さで、初のオリンピック代表入りを果たした岡慎之助選手。
- 一体、どのような人物なのでしょうか(プロフィールは)?
- 現在、大学に在学中ということですが、高校や大学はどこに通っているのでしょうか?
- さらに、異例の経歴の持ち主と言われる岡選手、どのような経歴の持ち主なのでしょうか?
などなど、色々と気になってしまったので、皆さんにもご紹介したいと思います。
少しでも気になった方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
岡慎之助選手(体操)wiki風プロフィール!
4歳から体操を始めたという岡選手。
身体の成長に合わせながら、体操を続けていくということは困難が伴いました。
2021年3月に開催された「全国高校選抜大会」では、個人総合で2位に入ったものの、左手首に痛みが・・・。
レントゲン写真を撮ると、手首の小指側にある出っ張った骨が砕けてきていたというのです。
なぜ、そんなことになってしまったのでしょうか?
通常、成長期の骨は軟骨組織が硬い骨に置き換わることで縦方向に伸びていくのだとか。
しかし、岡選手の場合は、体操の練習で手首に負荷がかかり、骨が出来上がるよりも先に壊れてきてしまった状態。
そんな中、参加した「東京五輪」代表選考会を兼ねた「全日本選手権」では、まさかの60位で予選落ち。
岡選手は、「東京五輪」への切符を逃します。
それまで輝かしい成績を収めていただけに、岡選手にとって、「東京五輪」は悔しさを滲ませながら観戦するしかなかった大会となったようです。
そんな困難な状況を乗り越え、手にした初の「パリ五輪」への切符。
成長期の練習に加え、2年前に負った全治8か月の右膝十字靱帯断裂という大けがを乗り越えての「パリ五輪」への出場権獲得。
喜びもひとしおだったことでしょう。
岡選手自身も、日の丸が付いたジャージにそでを通し、
「すごいきつい道のりだったが、あきらめずに耐えてきた。最高。」
と、喜びをあらわにしていました。
7月に開催される「パリ五輪」でも、ぜひ、最高のパフォーマンスを見せてくれることを期待しています。
岡慎之助選手(体操)高校や大学はどこ?
出身高校:通信制高校星槎(せいさ)国際高等学校
中学卒業後、地元の岡山の強豪校でもあった関西高等学校に進学。
しかし、「より自分の力を伸ばせる環境で体操をやりたい」と、通信制高校である星槎国際高等学校へ転校することを決意。
なぜ、本校への転校を決めたのかは、経歴のところで触れたいと思いますが・・・。
実は、こちらの星槎国際高校には、オリンピックにも出場する有名アスリートが多数在籍。
岡選手と同じ体操選手で、「東京五輪」でも2冠を果たし、「パリ五輪」への出場権も獲得している橋本大輝選手や、「北京五輪」への出場果たしたフィギュアスケート男子の鍵山優真選手も卒業生。
トップアスリートと共に切磋琢磨しながら高校時代を過ごし、本気で体操に打ち込める環境の中で全力で取り組んできたからこそ、現在の岡選手に繋がっているのでしょう。
出身大学:通信制大学星槎(せいさ)大学
高校卒業後もこれまでと同じ環境で体操を続けたいと、出身高校の系列校である星槎大学に進学を決めた岡選手。
現在20歳の岡選手は、星槎大学に在学中です。
そして、星槎大学には、岡選手が以前から意識してきた北園丈流選手が1学年上の先輩として在学。
北園選手は、「東京五輪」に出場し、体操団体では銀メダルに貢献。
個人総合でも5位という成績を残しました。
そんな良き先輩でもあり、ライバルでもある北園選手と争った「パリ五輪」への切符。
「東京五輪」の選考会で苦い思い経験をした岡選手は、その反骨精神を胸に、いくつもの困難を乗り越えて「パリ五輪」への出場権を獲得。
北園選手は、惜しくも「パリ五輪」への出場権を逃しました。
結果がすべてと思われがちなアスリートにとっては、近い年代に強力なライバルがいる状況はよくあることですよね。
強力なライバルがいることで、お互いに成長できるということもあるのかもしれませんが、応援している側からすると、どちらの選手にもオリンピックに行ってほしいと思ってしまいます。
本当に、アスリートの世界は厳しい世界ですね。
岡慎之助選手(体操)異例の経歴とは?
これまで、岡選手の高校、大学について紹介してきました。
地元岡山で、強豪校の関西高校に進学したにもかかわらず横浜にある星槎高校に転校した岡選手。
その理由は、異例とも言われるその経歴にありました。
関西高校に進学後、自分の力をより伸ばせる環境を求めた岡選手が加入を決めたのは、体操界でも名門の徳洲会。
これまで、社会人チームとして活動してきた徳洲会に高校生が加入するということは、異例でした。
2019年5月に、岡選手は徳洲会に加入します。
当時は、中学を卒業して間もなかったこともあり、身長は137.5センチ、体重37キロの丸刈りの少年だったという岡選手。
一方、周りは社会人の大人ばかり。
地元岡山から単身横浜に出てきて、しかも、周りは知らない大人ばかり。
いくら体操のためとはいえ、環境に慣れるまでは、本当に大変だったのではないかと思います。
ですが、それは受け入れた徳洲会側も同じだったようです。
高校生年代の選手を受け入れるのは初めてだったこともあり、岡選手が直前まで所属していた「おかやまジュニア体操スクール」と連携しながら、練習を行う日々。
そして、徳洲会に加入直後の2019年6月に開催された「世界ジュニア選手権(ハンガリーでの開催、17歳以下)」では、輝かしい成績を収めます。
団体総合と個人総合で金メダル、種目別あん馬で銀メダル、平行棒で銅メダル。
4つのメダルを獲得し、一気に注目を浴びるようになりました。
しかし、その後は、前にも書いたように成長期に伴う故障やけがに悩まされる日々。
ただ、そんな状況が続いても岡選手はあきらめませんでした。
年代の近い橋本選手や北園選手が活躍する中、悔しい思いを抱えながらも、「いつか俺も」と熱い闘志を燃やし「自分に必要なことを必死にやる」という精神で、困難を乗り越えてきた岡選手。
やっと、「心・技・体」がかみ合い始め、さらなる成長が期待できる状態になってきていると言います。
今回、「パリ五輪」が初めてのオリンピックとなりますが、4年後の「ロサンゼルス五輪」でも、まだ24歳。
今後の活躍が期待される岡選手から目が離せません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「パリ五輪」への出場権を獲得した20歳の岡慎之助選手(体操)について、ご紹介しました。
- 4歳から体操を始めた岡選手は、中学校卒業後、異例ともいえる徳洲会への加入を決意。
- 体操に打ち込める環境を作るため、高校と大学は通信制の星槎高校、星槎大学へと進学。
- 成長期に伴う数々の困難に直面しながらも、「自分に必要なことを必死にやる」という信念のもと、真摯に練習に取り組み「パリ五輪」への出場権を獲得。
7月に開催される「パリ五輪」では、万全の態勢で最高のパフォーマンスを見せてくれることを期待しています。
日本一丸となって応援しましょう。
頑張れ!岡慎之助選手!!
頑張れ!日本!!
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