こんにちは、ayurinnです。
X(旧Twitter)で情報収集をしていたら、気になるポストを発見。
そのポストの内容は、「埼玉、本気でやばいわ。埼玉県のホームページで『中国人の性格』」というもの。
このポストと一緒に投稿されていたのは、埼玉県HPの記事のタイトルと説明文。
どうやら、PDFファイルっぽいけど・・・。
- この文書は何?
- 目的は?
など、気になったので徹底調査してみました。
興味がある方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
埼玉県の「中国人の性格」がやばいと話題に!
まずは、こちらのポストをご覧ください。
この投稿を見た人からのコメントは、様々。
- さすがに切り取りすぎでは?
- 誰かのレポートじゃないの?
などなど。
添付されている資料を見ると、どうやら埼玉県のホームページに掲載されている文書のようです。
気になって埼玉県のホームページを見てみたところ、メニューからは、当該ページにたどり着くことはできませんでした。
一体、どこに掲載されているんだろうと探してみたのですが・・・。
私の探し方が悪いのかもしれませんが、メインのページには登録されていない様子。
検索窓に中国人と入力して検索すると、一番最初に「中国人の性格」というタイトルのPDFファイルが表示されました。
この文書の他にも、中国人に関して書かれたレポートのようなものがいくつか表示されました。
「どうして埼玉県のホームページから、この文書にたどり着けるの?」
というのが正直な感想。
中身を見ても、公にする内容ではないような気もするのですが・・・。
文書の内容よりも、なぜ、埼玉県のホームページからアクセスできるのかということが気になってしまいました。
埼玉県の「中国人の性格」って何?
埼玉県のホームページからアクセスできるこの文書を見ると、中国に留学した人物がその留学中に学んだことをまとめたレポートのようです。
タイトルだけを切り取ってしまうと、「なんだかやばい文書なの?」と思ってしまいますが、きちんと文書を読むと、内容自体はそんなにやばいものではなさそうですが・・・。
この文書と一緒に表示される「中国人」に関するレポートの中には、レポートを書いた人物の実名入りのレポートも含まれていました。
こちらのレポートでも、中国に留学をした人が、その留学で得た中国人への印象がまとめられています。
どうやら埼玉県のプログラムを活用し、県の国際課を通じて留学をした学生が作成したレポートのようです。
さらに詳しく調べていくと、埼玉県が友好提携を結ぶ中国山西省との国際交流事業として実施している「山西大学への奨学生派遣事業」に参加した学生によるレポートであることが判明しました。
この事業の実績を明らかにするために、派遣された学生のレポートが公表されているようです。
対象ページには、平成24年度以降に派遣された学生のレポートが実名で掲載されていました。
この事業に参加を希望する学生に対する参考資料としての意味合いもあるようですね。
気になる方は、ぜひ、埼玉県のホームページを確認してみてください。
埼玉県「山西大学への奨学生派遣事業」の目的は?
埼玉県が実施する「山西大学への奨学生派遣事業」は、2006年度(平成18年度)から始まった事業のようです。
友好提携を結ぶ中国山西省との国際交流事業として始まった事業。
2022年度(令和5年度)までに50名の奨学生が派遣されたとのこと。
応募資格に「将来、地域の国際化に取り組む意欲のある方」と書かれているので、事業に参加した後は、地域の国際化に貢献するような活動が期待されているようです。
募集要項には、「本件を代表して学び、その成果を本件のために生かす意欲のある方」と、事業の目的が記載されていました。
本事業の派遣期間は、1か月・3か月・6か月・1年。
派遣先は、山西大学国際教育交流学院、学部、大学院のいずれか。
埼玉県の事業のため、派遣期間中は授業料と寮費が免除になるという特典が付いています。
さらに、参加者には「埼玉親善大使」として、埼玉県の国際交流の推進のため、現地学生等への埼玉県のPR、毎月のレポートの提出などが求められています。
おそらく、この中のレポートが、今回X(旧Twitter)に投稿されたものの一部なのでしょう。
募集要項の中で、「レポートは参加者の氏名と共に。埼玉県のHPに掲載します」と書かれているため、レポートを書いた本人の同意のうえで、掲載されているようですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、X(旧Twitter)に投稿された埼玉県HPに掲載されている「中国人の性格」というタイトルの文書が気になり、調査してみました。
- 埼玉県と友好提携を結ぶ中国山西省との国際交流事業として実施されている「山西大学への奨学生派遣事業」に参加した学生により提出されたレポートであることが判明。
- タイトルだけを見ると、「なんかやばい・・・。」というイメージを抱かせるため、注目を浴びたようです。(私もそのうちの一人でした)
- 2006年度から実施されている事業で、これまでに50名ほどが奨学生として派遣され、帰国後は、埼玉県の国際交流事業への協力が求められます。
今年度の奨学生の募集は終了してしまったようなので、気になる方は、今後の情報に注目してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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