こんにちは、ayurinnです。
2024年8月27日放送の『ザ!世界仰天ニュース』で、日本初のセクハラ裁判が特集されるという情報をキャッチ!
1980年代に起こった、小さな出版社を舞台にしたセクハラ問題で、当事者(男性編集長)と会社側の責任を求めた当該裁判は、セクハラという概念すらなかった日本で大きな話題となったのだとか。
当時、私はまだ子供だったため、こんな大きな問題を含んだ裁判が行われたことを知りませんでした。
裁判を起こした原告女性はもちろん、その女性の闘いを支えた女性弁護士の存在に注目。
調停員やほかの男性弁護士からは、門前払いを受けてしまった原告女性の悲痛な訴えに真摯に耳を傾け、寄り添い、ともに闘った女性弁護士とは、どんな人物だったのかとっても気になりました。
色々と調べたところ、その女性弁護士は、福岡市で女性専門の弁護士事務所を立ち上げたばかりの辻本育子弁護士・原田直子弁護士だということが分かりました。
これまで多くの女性の悩みに寄り添い、様々な争いを解決に導いたお二人の経歴とは?
お二人が開設した女性専門弁護士事務所「弁護士法人女性協同法律事務所」とは?
など、色々と気になってしまったので、皆さんにもご紹介したいと思います。
少しでも気になった方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
【日本初セクハラ裁判女性専門弁護士】辻本育子弁護士・原田直子弁護士wiki的経歴まとめ
辻本育子弁護士の経歴
福岡第一法律事務所にて、3年間の実務を経験。
1980年春に、司法修習同期の池永満弁護士と共に「九州合同法律事務所(旧九大合同法律事務所)」を開設。
1989年1月、当該事務所から独立し、後輩の原田直子弁護士と共に、女性専門弁護士事務所「弁護士法人女性協同法律事務所」を開設。
その後、2013年まで所長を務め、同事務所を退所した2015年まで、女性の抱える様々な問題に寄り添い、多くの女性の支援に尽力。
熊本県阿蘇市の生まれだという辻本弁護士は、自身のことを肥後の赤牛タイプと表現。
肥後の赤牛というと、性格がおとなしく飼育しやすい牛のようなのですが、おとなしさの中にも秘めた闘志を燃やしているということなのかもしれませんね。
弁護士として活動していた時期は、日々忙しく、無趣味な生活を送っていたようですが、病気で弁護士活動ができなかった時期に、絵や陶芸に目覚めたのだそう。
退任後の現在は、趣味を楽しみながら、充実した日々を過ごされているのではないでしょうか?
原田直子弁護士の経歴
1989年1月、先輩の辻本育子弁護士と共に、女性専門弁護士事務所「弁護士法人女性協同法律事務所」を開設。
2013年~2024年まで同事務所の所長を務め、現在も同事務所で弁護士活動を継続中。
2004年度から2014年度にかけて、九州大学ロースクール非常勤講師(科目:ジェンダーと法)として勤務。
2016年度、福岡弁護士会会長に就任。
2019年度、日本弁護士連合会副会長に就任。
現在も、法制審議会家族法部会の委員として衆議院法務委員会などで意見を述べるなど、幅広い分野で活躍中です。
女性専門弁護士事務所「弁護士法人女性協同法律事務所」とは?
女性弁護士による女性の権利のための法律事務所
一人一人の女性のために、その人らしく生きていくための役に立ちたいと考えて設立されたのだそう。
同事務所が開設された1989年は、男性優位の社会で、社会進出する女性に対しては厳しかった時代。
女性は男性を立て、男性の一歩後ろで控えめに支えるのが良しとされていました。
今では考えられませんが、案外、こういう考えを持った男性は多いように感じます。
設立当時は、このような弁護士事務所は珍しく、地元の新聞社などにも取り上げられ話題になったのだそう。
今から、30年近く前の記事ですが、今でも当時の新聞記事を握りしめ、「何か問題が起こったら、この事務所を訪ねようと思っていました」といいながら、相談に来る女性もいるほど。
弁護士2人から始まった同事務所ですが、現在は、9人の女性弁護士達が、業務にあたっています。
弁護士として活動する彼女たちが、働き続けられる法律事務所にしたいという思いもある中で、開設された「弁護士法人女性協同法律事務所」。
出産や育児というライフイベントに対応できるよう、仕事を中断することなく柔軟に仕事ができる場を提供できる事務所として、相談に来る女性のみならず、同事務所で働く女性弁護士にも寄り添う素敵な事務所のようですね。
問題が起こらないことが一番ですが、もし、自分では解決が難しい問題が発生してしまったら、こちらの事務所に相談してみるのもいいかもしれません。
同事務所のHPには、こんな心強い言葉が書かれていました。
人生のなかで、思わぬトラブルにあいそうな時、あるいはあってしまった時、立ち止まり、途方にくれてしまうかもしれません。
そんな時、できれば私たちがいることを思い出して下さい。
何をどうしたらいいかわからない時や、いま抱えている問題が、そもそも法律的な解決ができる問題なのかどうかわからない時でもかまいません。
秘密の守られる場所で、落ち着いて一緒にお話をし、その先のことを考えましょう。必ず新しい明日はやってきます。まず、はじめの一歩を踏み出すために、どうぞ御遠慮なく、私たちにお声かけ下さい。引用元:弁護士法人女性協同法律事務所HP
そんな女性の味方となってくれる「弁護士法人女性協同法律事務所」の場所はこちらです!
- 住所:福岡市中央区六本松2丁目3-6六本松SKビル9F
- 電話:092‐751‐8222(受付時間:平日9:00~17:30)
まとめ
いかがでしたか?
今回は、2024年8月27日放送の『ザ!世界仰天ニュース』で特集される「日本初セクハラ裁判」を闘った女性専門弁護士の辻本育子弁護士・原田直子弁護士をご紹介しました。
- 辻本育子弁護士は、熊本県阿蘇市の生まれで、現在74歳。
- すでに弁護士業務からは退いているようですが、長年、女性の権利を守るため、精力的に活動されてきた方です。
- 一方の原田直子弁護士は、福岡県生まれ。
- 先輩の辻本弁護士と共に設立した「弁護士法人女性協同法律事務所」で、2024年2月まで所長を務め、現在も弁護士として活躍中。
- 「女性による女性の権利のための法律事務所」を目指す同事務所では、現在9人の女性弁護士が、悩める女性のために日夜奮闘中です。
- 女性弁護士にとっても働きやすい事務所を目指し、出産や育児というライフイベントにも対応できるよう柔軟な働き方を推進している事務所です。
女性の社会進出が著しい現在、それに伴う様々な問題が表面化してきているように感じます。
私が我慢すれば丸く収まると、心にしまい込まず、女性の権利を主張し闘う強さも必要なのかもしれません。
そんな時に、上記のような弁護士さんがいることを知っているだけでも心強いですよね。
今後、益々のご活躍を祈念しております。
※「日本初セクハラ裁判」原告女性晴野まゆみさんについては、コチラをチェック!
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