こんにちは、ayurinnです。
2025年5月27日放送の『世界仰天ニュース』で、明覚寺事件の首謀者・西川義俊氏について特集されるという情報をキャッチ。
被害総額124億円とも言われる巨額詐欺事件である明覚寺事件。
その首謀者・西川義俊氏に迫る内容とのこと。
いったいどんな人物なのか気になりますよね。
※西川氏の気になる経歴や今現在について、気になる方は、ぜひ、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
さらに、
「なぜ、これほどまでに巨額の詐欺事件に発展してしまうほど、西川義俊氏が信用されたのか?」
気になりませんか?
明覚寺事件と呼ばれる巨額詐欺事件が、これほどまでに被害が拡大した理由についても調査してみました。
少しでも興味がある方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
【なぜ】西川義俊は信用された?
大阪府立大学経済学部を卒業し、大手製薬会社の営業マンとして働いていた西川氏。
脱サラし、事業を開始した彼が目を付けたのが「宗教ビジネス」でした。
宗教ビジネスを始めた当初は、地元の寺院とタイアップして、「水子菩薩」の木像を販売する事業に着手。
この事業で、かなりの額を収益を得たと言われています。
独特のカリスマ性と強烈な実行力を持っていたという西川氏ですが、それだけでは、これほどの巨額詐欺被害を発生させるほどに人々を信用させることはできなかったのではないかと考えますが・・・。
なぜ、被害者たちは、西川義俊氏をこれほどまでに信用してしまったのでしょうか?
その最大の理由は、ずばりこちら!
西川義俊氏は、京都の真言宗醍醐派の寺院で修業をし、「修験道教師」の資格をした僧侶だったから。
そうなんです。
西川氏は、単なる口八丁手八丁で、被害者をその気にさせたわけではなく、きちんとした僧侶として、人々が信用せざるを得ないような下地を作り上げていたのです。
海外に比べると、宗教に対する意識が希薄していると思われがちな日本ですが、お寺や神社などに対しては、かなり大きな信仰心を持っていますよね。
何かがあれば神頼みをしたり、有名なお寺に参拝したり、初詣には多くの人が足を運びます。
お寺の住職さんや神社の神主さんの話であれば、ありがたいお話だと、無条件に信じてしまう素養が作られていますよね。
いくら、宗教観が希薄だとは言え、寺院は神聖な場所で、そんな信仰の場を守っている僧侶に対しては、厳かな印象すら抱いてしまうのも事実。
まさか、厳しい修行に耐え、僧侶になった人物が、嘘をついたり詐欺行為を行ったりするなどとは想像もできないのではないでしょうか?
そんな人間心理の裏を突き、言葉巧みに、人の弱みに付け込んだからこそ、被害者たちは、西川義俊氏や西川氏の作成したマニュアル通りに動いてしまい、詐欺被害にあってしまったと思われます。
ある意味、西川氏は、人の心理を知り尽くした人物だったのかもしれません。
【なぜ】明覚寺事件の被害が拡大した理由は?
1993年1月から1995年10月までの短期間の間に、124億円という被害額を発生させた明覚寺事件。
なぜ、これほどまでに被害が拡大してしまったのでしょうか?
まず、一つ目の理由として考えられるのは、明覚寺事件の首謀者である西川氏がターゲットにしたのは、主に女性だったということ。
その理由は、「水子の祟り」や「先祖の祟り」といったマニュアルで、つけこみやすかったのが女性だから。
相談に訪れた人に、家系図を書かせ、水子や先祖による祟りで、供養しないと「家族が不幸になる」「自殺者が出る」「交通事故にあう」などと不安をあおり、多額の供養料を払わせる手法だったという明覚寺事件。
過去をさかのぼれば、誰にだって水子がいるでしょうし、先祖が悪い病気や事故で亡くなっているということは、珍しいことではないですよね。
そんな誰にでも当てはまりそうなことを並べ立て、「お金と家族どっちが大事か」と迫られてしまったら・・・。
不安を抱え相談に行った場所で、僧侶を名乗る人物から、そんな話をされたら信じてしまいますよね。
さらに、もう一つの理由として考えられるのが、西川氏が作成したマニュアルの存在です。
このようなやり口を詳細に記載したマニュアルを利用し、全国各地に作られた系列寺院で詐欺行為が行われ、被害が拡大していったという状況だったようです。
もしかすると、大手製薬会社で培った営業マンとしての話術も生かされていたかもしれませんよね。
現在、ニュースで取り上げられる詐欺事件でも多くのマニュアルが存在していると言われています。
今も昔も、詐欺事件の根本は変わっていないのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、『世界仰天ニュース』で特集された明覚寺事件について、気になることをご紹介しました。
- なぜ、西川義俊氏が、これほどまでに信用されたのか?
- なぜ、明覚寺事件が、これほどまでに被害拡大してしまったのか?
など、まとめてみました。
現在も、様々な詐欺事件が横行していますが、大事な財産が詐欺被害にあわないように、しっかりと自衛していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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