こんにちは、ayurinnです。
2024年4月11日に放送される『カンブリア宮殿』に、「島村楽器」で二代目代表取締役社長を務める廣瀬利明氏が出演されます。
「島村楽器」と言えば、誰もが名前を耳にしたことがある大手の楽器販売店ですよね。
店舗に併設された音楽スクールに通ったことがあるという方も多いのではないでしょうか?
そんな「島村楽器」の社長を務めている廣瀬氏。
- 一体、どんな方なのでしょうか(プロフィールは)?
- 学歴や経歴も気になる!
- そもそも、「島村楽器」ってどんな会社なの?
など、気になることがたくさん出てきたので、皆さんにもご紹介したいと思います。
少しでも気になってしまった方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
廣瀬利明wiki風プロフィール
「島村楽器」の二代目代表取締役社長を務めている廣瀬氏。
実は、島村楽器創業者である島村元紹(しまむらもとつぐ)氏のご令嬢と結婚したことが、二代目になるきっかけなんだとか。
社会人2年目の時に結婚した廣瀬氏。
当時は、自身が夢見ていた国際金融の世界で活躍しており、島村楽器を継ぐという気持ちもなければ、そんな話もなかったと言います。
しかし、国際金融の場でさらなる活躍を目指していた廣瀬氏が、結婚4年目の頃に、MBAを取得する準備をしていたところ、義父から「継がないか?」という声がかかったとのだとか。
廣瀬氏としては、楽器を演奏する趣味もなく、これまで会社を継ぐという話も出ていなかったので、まさに青天の霹靂。
「まさか」と、思ったそうですが、そもそもどうしてMBAを取得したいと思ったのか突き詰めて考えたところ、実は、「経営者になりたい」という秘めた思いに気づいたそうです。
しかも、「日本でも有数の大企業である「島村楽器」を継がないかという、素晴らしい話が目の前にあるのに断る理由はない」と、二代目社長になることを決意。
楽器については、全くのど素人だった廣瀬氏ですが、継ぐことを決めてからは、自身が一番楽器に関する知識が不足していると考え、真剣に従業員から学んだのだとか。
そんな姿勢を見ていたからか、「社長の娘と結婚しただけで偉そうに社長に就任するなんて」という扱いを受けることなく、信頼を勝ち取って現在の地位を確立。
そもそもの廣瀬氏の人柄が、素晴らしいのでしょうね。
インタビューに答える廣瀬氏の姿からも、お客様や従業員のことを一番に考え、両者が必要としているサービスは何かを真剣に考える姿勢が垣間見え、とても好感が持てました。
そんな社長のいる会社で、一緒に働いてみたいと思わせる人柄です。
廣瀬利明氏の学歴は?経歴は?
学歴
- 慶應義塾大学法学部(1999年卒業)
- ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA取得)(2004年~2006年)
廣瀬氏が大学時代を過ごした慶應義塾大学には、今年で創部131年を迎えるE.S.S(English Speaking Society)という公認団体があり、廣瀬氏も所属していたのだとか。
国際社会で活躍できる人材になるため、日々、英語でのコミュニケーション能力を伸ばすために活動をしている団体。
廣瀬氏が入部を決めた理由は、高校まで運動部に所属し、練習に明け暮れる学生生活を送っていたため、大学生になってまで練習漬けの生活はしたくないとの思いから。
しかし、実際に所属してみると運動部とは違った意味での日々練が待っていたとのこと。
しかも、文科系サークルの中の体育会と言われるほど活動は忙しく、勉強よりもサークル活動の方に翻弄されるような学生生活を送っていたようです。
そんな忙しい日々の中でも、合間を縫ってバックパックで海外旅行をしたときに、日本の政府開発援助で作られた橋を目にし、自分も形に残る仕事がしたいという思いを強く持つようになったのだとか。
そこから、国際金融の道を目指すことに・・・。
経歴
- 1999年、日本輸出入銀行(現:株式会社国際協力銀行)に入行
- 2004年、島村楽器に入社
- 2013年5月、島村楽器二代目代表取締役社長に就任
学生時代に憧れていた国際金融の道に進んだ廣瀬氏。
「日本輸出入銀行」と聞いても、どんな銀行なのかピンときませんでした。
現在は、「株式会社国際協力銀行」と改称された当金融機関とは、
株式会社国際協力銀行(JBIC)は、日本政府が全株式を保有する政府系金融機関であり、一般の金融機関が行う金融を補完することを旨としつつ、4つのミッションのもと、金融支援業務等を行い、日本および国際経済社会の健全な発展に寄与することを目的としています。
引用元:株式会社国際協力銀行HP
とのこと。
そして、4つのミッションとは、
- 日本にとって重要な資源の海外における開発及び取得の促進
- 日本産業の国際競争力の維持及び向上
- 地球環境の保全を目的とする海外における事業の促進
- 国際金融秩序の混乱の防止またはその被害への対処
だそうです。
規模が大きすぎて、すぐにイメージできませんが、すごい世界で活躍されていた方なんだなということは分かりました。
そんな廣瀬氏は、「島村楽器」を継ぐと決意した直後、島村楽器へ入社。
そして、経営について学ぶために、2年間米国に留学し、経営学をみっちり学んで帰国。
帰国後は、経営企画、音響事業部、ネット関連業務、商品開発などの担当役員を経て、2013年に代表取締役社長に就任。
社長に就任する以前から、代表権を与えられており、東日本大震災の混乱時にもかじ取りを任されていたため、社長就任に対するプレッシャーはなかったと言います。
前社長から全幅の信頼を得た上での、社長就任だったのでしょうね。
そんな、廣瀬氏が代表取締役社長を務める「島村楽器」とは、どんな会社なのでしょうか?
廣瀬利明氏が代表取締役社長を務める「島村楽器」ってどんな会社?
1962年、創業者の島村氏が48人の生徒と共にスタートした音楽教室が始まりだと言います。
実は、「島村楽器」の前身は文房具店。
代々受け継がれてきた文房具店に、やりがいを見いだせなかった島村氏。
そんな時に、音楽教室の全国展開を始めていたヤマハの動きを知り、賛同したことが創業のきっかけだそうです。
最初は、音楽スクールをメインに事業を展開していた「島村楽器」ですが、生徒から楽器も扱ってほしいという要望があり、楽器の販売店へと事業を拡大。
現在では、さらに事業範囲を広げ、音楽教室、楽器販売、楽器修理、スタジオ運営、イベント・コンサートの企画・実施など、「楽器プレーヤーのトータルサポート」を担う企業に成長。
全国39都道府県に店舗と音楽教室を展開し、年間売上高450億円を超える「日本最大の楽器小売店・日本有数の音楽教室運営会社」として、広い認知度を誇っています。
そんな大手企業の「島村楽器」ですが、新サービスへの事業拡大にも余念がありません。
二代目社長の指揮の下、オンラインでの販売や音楽教室の運営にも力を入れています。
最近では、ギター初心者のための「ギターセンパイ」という動画配信サービスを開始。
一度もギターを弾いたことがない人向けに、指1本でも曲が弾けるというコンセプトで、小さな達成感を感じてもらいたいと始めたそうです。
その際参考にしたのが、ギターを弾いたことがない従業員の声。
単なるトップダウンでなく、実際に従業員の意見も取り入れながら、店舗で対面したお客様へも丁寧に営業ができるよう配慮された経営だからこそ、ここまでの事業拡大が実現できたのかもしれません。
さらには、社会貢献活動にも力を入れています。
- 「エバーグリーンプロジェクト」に参加し、売り上げの一部を森林保護のための活動に寄付
- 「楽器アップサイクルプロジェクト」として、使えなくなった楽器をオブジェとして生まれ変わらせる
といった取り組みを積極的に推進。
そして、「現代ギター社」というクラシックギターの楽譜・雑誌を専門とする出版社を買収し、廣瀬氏が社長に就任。
今後は出版業界へも事業を拡大していく予定だそうです。
そんなとどまるところを知らない勢いで成長を続ける「島村楽器」とは、
二代目社長廣瀬氏の座右の銘である「矛盾することを両立させるのが仕事の醍醐味」というコンセプトの下、お客様と事業者と相反するように見える利益を互いに向上させるような経営を展開している「楽器プレーヤーのトータルサポート」会社である。
と、言えるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「島村楽器」二代目社長の廣瀬利明氏について、ご紹介させていただきました。
- 慶応大学法学部を卒業し、国際金融の場で活躍していた廣瀬氏。
- MBA取得の準備を機に、経営者になりたいという自身の思いに気づき、「島村楽器」を継ぐことを決意。
- 経営学を学びながら、楽器については真摯に従業員から学び、信頼を勝ち得た上で二代目社長に就任。
- 「矛盾することを両立させることが仕事の醍醐味」という座右の銘を胸に、お客様と事業者との利益を互いに向上させる「楽器プレーヤーのトータルサポート」会社である「島村楽器」の拡大を牽引。
これから、どんな新サービスが提供されるのか楽しみですね。
今後、益々のご発展を祈念しております。
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