こんにちは、ayurinnです。
2024年4月7日に放送される『情熱大陸』にジャズ作曲家の挾間美帆さんが出演されます。
グラミー賞にもノミネートされたことがあり、アメリカニューヨークを拠点に活動中。
世界的にも有名なビッグバンドの首席指揮者も務めているなど、すごい経歴の持ち主なんだとか。
そんな挾間美帆さんについて、
- そもそも、どんな人なの(プロフィールは)?
- 世界的にも評価されているけど、年齢は何歳?
- 学歴や経歴も気になる!
- これまでに、どんな作品を制作しているの?
など、気になることがたくさん出てきてしまったので、皆さんにもご紹介します。
少しでも気になる方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
挾間美帆wiki風プロフィール
幼少期から音楽やダンスが大好きだったという挾間さん。
3歳の頃から、ヤマハが実施する「3歳児ランド」という講座に通い始めたのが、音楽を学ぶきっかけ。
音楽に合わせて元気にダンスする彼女のために、ご両親が連れて行ってくれたそうです。
転勤族だったため、どこに引っ越しても学びを継続できるようにと、全国規模の教室を選んでくれたため、途切れることなく音楽を学ぶことができたと言います。
実際に、習い始めたころは茨城で、7歳から11歳までは青森で、小6~高校3年生までは東京でレッスンを受けていたとのこと。
ピアノやエレクトーン、作曲についてレッスンを受ける中で、作曲を教えてくれた先生からの影響は大きかったようです。
挾間さんが作曲した曲にその場でアレンジを加えて、とてもカッコよく演奏してくれたのだとか。
その経験から、自分の好きなように自由に音楽を創っていいんだという気づきが・・・。
挾間さんのジャズ作曲家としての原点は、この時から始まっていたのかもしれませんね。
さすが、20代の頃から世界的に有名になり活躍されている方だけあって、幼少期から音楽づけの生活。
ですが、それが周りからの押し付けではなく、挾間さんが大好きだった音楽とダンスというところから始まって現在に繋がっているというのが、すごく素敵ですよね。
挾間美帆さんの学歴や経歴は?
今でこそ、大活躍されている挾間さんですが、どのような学歴や経歴でここまでの地位を確立されてきたのでしょうか?
学歴
- 出身中学:国立音楽大学附属中学校音楽コース(ピアノ専攻)
- 出身高校:国立音楽大学附属高等学校音楽科(作曲)
- 出身大学:国立音楽大学音楽学部演奏・創作学科(作曲専攻)
- 大学卒業後(2010年):マンハッタン音楽院大学院(ニューヨーク)に留学
国立音楽大学と言えば、有名な音楽大学ですよね。
国内外で活躍される有名なアーティストを輩出していることでも有名です。
そんな名門の音楽大学で、中学生の頃からハイレベルの音楽を学んでいた挾間さん。
大学では、クラシックの作曲を学んでいたそうなんですが、あることをきっかけにジャズに目覚めてしまったのだとか。
その出来事というのが、大学の新入生歓迎の演奏会で、学内のビッグバンド・ジャズサークルの演奏を、たまたま耳にしてしまったこと。
ちなみに、ビッグバンドとは、
管楽器を主体にした15名以上のジャズのオーケストラ。サックス、トランペット、トロンボーンをメインに、リズム・セクション(ドラム、ベース、ギター、ピアノ)という構成が一般的で、構成は場合により異なる。
引用元:コトバンク
というもの。
クラシックとは違った演奏に、「すごく面白いことをやる人たちがいるな」と衝撃を受け、そのまま吸い寄せられるように入部。
最初は、演奏する側で参加していましたが、徐々に作曲の方に惹かれていったと言います。
もともと、自由に作れる作曲に興味を持っていた彼女ですから、ジャズというジャンルでも作曲に惹きつけられるというのは、当然のことだったのかもしれませんね。
こうしてジャズの作曲について知識を深めるうちに、ビッグバンドの作曲家たちは現在も現役で活動されている方がほとんどだということを知った彼女。
そんな方に直接指導を受けたいと、留学を決意。
ビッグバンドの本場で、慣れない英語生活に戸惑いつつ、持ち前の行動力と転勤生活で鍛えられた周囲に溶け込むための空気を読む技術を駆使しながら、必死で学んだと言います。
そんな多忙な2年間の学生生活の集大成として、卒業リサイタルで披露したビッグバンドでの演奏曲が、ジャズ作曲家としてのデビューに繋がっていきました。
詳しくは、次の経歴の部分でご紹介したいと思います。
経歴
- 2008年、山下洋輔「ピアノ・コンチェルト第3番〈エクスプローラー〉」のオーケストレーションを担当。(国立音楽大学在学中)
- 2011年、「ASCAP(米国作曲家作詞家出版者協会)ヤング・ジャズ・コンポーザーアワード」受賞(マンハッタン音楽院大学院在学中)
- 同年、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員に選出
- 2012年11月、マンハッタン音楽院大学院卒業直後に、デビューアルバム『Journey to Journey』をリリース(26歳)
- 2015年6月、「BMI チャーリー・パーカー・ジャズ作曲賞」受賞
- 2016年、米タウンビート誌「未来を担う25人のジャズ・アーティスト」にアジアでただ一人選出(30歳)
- 2017年、シエナ・ウィンド・オーケストラのコンポーザー・イン・レジデンスに就任
- 同年、「国内最大級のジャズフェスティバル・東京ジャズ」開催
- 2019年、ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」に選出
- 同年、3作目のアルバム『ダンサー・イン・ノーホエア』が、米グラミー賞ラージ・ジャズ・アンサンブル部門ノミネート(33歳)
- 同年、デンマークラジオ・ビッグバンド(DRBB)首席指揮者に就任
- 2020年、メトロポール・オーケストラ(オランダ)常任客演指揮者に就任
- 2022年、デンマークラジオ・ビッグバンド(DRBB)と日本ツアー開催
本当に素晴らしい経歴ですよね。
国立音楽大学在学中から、有名なジャズピアニストである山下洋輔さんに才能を認められ、オーケストレーション(オーケストラやバンドが演奏できるように編曲すること)を任されるほどの実力の持ち主。
多数の受賞歴があり、これからのジャズの未来を担っていると言っても過言ではありません。
ジャズというと、自由にアレンジを加えてカッコよく演奏される音楽というイメージを持っていました。
ですが、そんな自由なジャンルにも、当然、作曲家や編曲家がいるんですよね。
そんな当たり前のことに今更ながらに気づかされました。
さらに、彼女は指揮者としても活躍中。
海外のビッグバンドや有名アーティストと一緒に演奏をすることもしばしば。
多国籍で様々なバッググラウンドを持つ演奏者を束ねるのも挾間さんの役割なんだとか。
若くして高い評価を得た彼女は、自分とは年の離れた大ベテランとも同じステージに立つこともあるはずです。
そのような多彩なメンバーを一つにまとめて、成功に導くのは大変なマネジメント力が要求されるのではないでしょうか?
どうしても年功序列の社会に慣れ親しんでしまった私は、大ベテランを前にすると委縮してしまうんじゃないかと心配してしまいますが、そこは、世界的に活躍している挾間さん。
様々な国を訪れ、地域によって特性が違うことを理解した上で、周到な根回しをしたり、空気を上手に読んで対応を変えたりと、優れたマネジメント力を有していました。
そのおかげで、2017年に開催された「国内最大級のジャズフェスティバル・東京ジャズ」を大成功に収めるなど、たくさんの実績も残しています。
その成功を機に、さらにステップアップした彼女。
有名ビッグバンドの首席指揮者に就任するなど、自身の地位を確固たるものにしました。
これからの活躍も楽しみですね。
挾間美帆さんの作品を紹介
- 1stアルバム『Journey to Journey』(2012年11月リリース)
- 2ndアルバム『Time River』(2015年9月リリース)
- 『THE MONK:LIVE AT BIMHUIS』(2018年2月リリース)
- 3rdアルバム『Danser in Nowhere』(2018年11月リリース)
- 『Imaginary Visions』(2021年9月リリース)
- 『Beyond Orbits』(2023年9月リリース)
ジャズ作曲家として、世界的な活躍を続ける挾間さん。
彼女が首席指揮者を務める「デンマークラジオ・ビッグバンド」や常任客演指揮者を務める「メトロポール・オーケストラ」などの、世界的有名ビッグバンドとの共演を収めたアルバムをリリース。
さらに、彼女の活動の中心である自身が持つ室内楽団「m_unit」でもアルバムを制作。
「m_unit」は、ビッグバンドには珍しい、フレンチホルンやストリングス(弦楽器)を含む13人編成のジャズ室内楽団。
クラシックの作曲を学んでいた彼女は、ジャズの作曲をするときでも、クラシックで多用される弦楽器やフレンチホルンの音色が響いてくるのだとか。
自由に創作できる喜びを知っている彼女だからこそ、型にとらわれず、自身の感性に従って作った「m_unit」で、通常のビッグバンドとは一味違った、ニュアンスに富んだ演奏を世の中に生み出しています。
そんな彼女の創り出すジャズの世界を体験してみたいと思った方は、ぜひ、彼女の作品に触れてみてください。
きっと、新しい音楽の魅力に気づくはずです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、アメリカニューヨークを拠点に、ジャズ作曲家として世界的に活躍する挾間美帆さんについて、ご紹介しました。
- 幼少期から音楽とダンスが大好きだった挾間さん。
- 導かれるように音楽の世界に入り、指導者にも恵まれました。
- 国立音楽大学という名門の音楽大学で、ハイレベルの教育を受け、たまたま耳にしたビッグバンドの演奏に魅せられ、ジャズの世界へ。
- 偉大なジャズ作曲家の指導を受けるために、ニューヨークへ留学し、多数の賞を受賞。
- 世界的にも高い評価を受け、国内外で活躍中。
- 自身が作った室内楽団「m_unit」での活動を中心にしながらも、世界的にも有名なビッグバンドの首席指揮者をつとめるなど、精力的に活動しています。
これまで、真剣にジャズを聴いたことはありませんでしたが、ぜひ彼女が率いる「m_unit」が奏でるジャズを体感したいと思ってしまいました。
まずは、彼女の作品から聴いてみたいと思います。
今後の、さらなるご活躍を期待しています。
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