こんにちは、ayurinnです。
先日、ある事件に終止符が打たれました。
その事件とは、2016年に、術後の女性患者の胸をなめたとして、男性医師が訴えられた事件。
一審で無罪判決が下されたものの、控訴審である高裁で一転して有罪との判断がなされ、しかも実刑判決が下されました。
その後、最高裁に持ち込まれた本事件は、2審の高裁判決を不合理だとして遊説判決を破棄したうえで高裁に差し戻し、審理の結果、2025年3月12日に逆転無罪の判決が下されました。
この間、実に8年間という長い年月が経過し、原告側の医師には相当の苦悩や心理的ストレス、家族や仕事への影響が及びました。
その原告側の医師というのが、乳腺外科医の関根進氏です。
今回の無罪判決を受け、「結局誰も得をする人がいなくて、みんな大きな苦労をした8年間」というコメントを残しており、壮絶な8年間の闘いの様子が明らかとなりました。
そんな関根進医師とは、どんな人物なのでしょうか?
経歴をwiki風にまとめながら、今回の事件が関根医師の家族に与えた影響を深堀してみたいと思います。
少しでも興味がある方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
関根進医師のwiki経歴まとめ!
乳腺外科医として、日々、真摯に患者さんと向き合ってきた関根医師。
そんな関根医師の平和な日常が奪われたのは、今から8年前の2016年のことでした。
当時、東京の柳原病院に非常勤の医師として勤務していた関根医師。
事件の発覚と同時に、一瞬にしてその仕事が奪われてしまいました。
乳がんなどの疾患に悩む女性のために、様々な経験を積み、日々更新される専門知識への勉強にいそしみながら、仕事に忙殺される毎日。
それでも、一人でも多くの患者さんを助けたいという一途な思いで患者さんと向き合ってきた日々が、一瞬にして崩れ去った苦悩は、とても想像できるものではありません。
関根医師は、
医学博士、日本外科学会専門医、日本乳癌学会認定医・専門医、日本臨床薬理学会専門医、日本がん治療認定医機構認定医、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会読影認定医、乳房超音波読影認定医、医師緩和ケア研修会修了医
など、多くの認定医資格を持っている乳腺外科のスペシャリスト。
そんな関根医師の診察を受けたいと希望される患者さんも多かったようです。
保釈後は、勤務する病院のスタッフさんや関根医師を信頼して治療や手術を希望してくれた患者さんのおかげで、仕事を続けることができたという関根医師。
平穏な日々が徐々に戻りつつあるようですが、一度、壊れた日常が完全に戻ることはないのでしょう。
裁判中は、関根医師の氏名は公表されていませんでしたが、裁判が与えた影響の大きさを考えて、氏名を明かしたうえで、今回の事件に対する思いを述べることを決断。
このような訴訟を恐れて、外科、特に乳腺外科になろうとする男性の若手医師が減少するのではないかと危惧していました。
性別による差別の根絶を求められる現代においても、やはり、時と場合によっては性別による問題が発生してしまう現状に憂いながら、もし、この事件の原告医師が女性であれば、起きなかった事件だったのかと思うとやり切れません。
関根医師のあまりにも壮絶な戦いにより、今後の医療、ひいては男女差別にまで思いを巡らせる結果となりました。
このような被害を被る方が少しでも減少するよう願っています。
関根医師の今後のさらなるご活躍を祈念しております。
事件が家族に与えた影響がひどすぎる!
今回の無罪判決に伴い、関根医師は、こんな発言をされていました。
「この裁判の結果については、当然であり、何の疑いもないと考えております。」
「私の生活や仕事そして家族を奪われたこと、警察と検察に対して強く憤りを感じます。」
世間を騒がせた衝撃的な事件ですから、関根医師の仕事や生活への影響は計り知れないものだったのでしょう。
当然、乳腺外科医としての仕事は奪われ、周囲からは事件を起こした医師という目で見られ、どこにいても人の視線を感じるような針のムシロ状態だったのではないでしょうか?
さらに、ご家族も同様の影響を受けたことが予想されます。
そして、無罪判決を勝ち取った関根医師からは「家族を奪われた」という強い言葉が発せられました。
今回の事件により、家族か崩壊してしまったということなのかと安易に考えてしまいましたが、そんな程度のことではなかったようです。
報道によると、関根医師に有罪判決が下された後、一人の中学生が自ら命を絶ちました。
一部のメディアによると、この中学生は関根医師の息子さんだということです。
もし事実であるとするならば、あまりにも家族に与えた影響がひどすぎます。
同じ子供を持つ親として、地獄に突き落とされた瞬間ではないでしょうか?
何も信じられなくなり、すべてに対して投げやりな感情が沸き起こってしまうでしょう。
そんな中でも、関根医師を理解してくれる身近な人たち、病院のスタッフ、支援者の方々によって8年間という長い年月を耐え、当然の結果として無罪判決を勝ち取った関根医師。
今後の生活が平穏無事に過ぎていくことを願わずにはいられません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、2025年3月12日に逆転無罪の判決が下された術後のわいせつ行為事件の原告・関根進医師について、ご紹介しました。
- 2016年、これまでの人生が一変するような事件の原告となった関根医師。
- 一瞬にして、仕事や生活、家族の平穏が奪われてしまいました。
- 乳腺外科医として、日々患者さんに真摯に向き合っていた中での出来事。
- 関根医師が受けた衝撃は、想像できるものではありません。
- 一人でも多くの患者さんを助けたいと、多くの認定医、専門医資格を取得し、経験も実績も積んできた乳腺外科のスペシャリスト。
- 保釈後は、信頼してくれる病院スタッフや患者さんのおかげで、仕事を取り戻すことができた関根医師ですが、二審で実刑の有罪判決を受けた直後、家族を奪われるという地獄の苦しみを味わることに・・・。
- 8年という長い年月をかけ、ようやく無罪判決が下り、長く暗い闘いに終止符が打たれました。
これからの平穏な日々を願いつつ、今後のご活躍を期待しております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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