こんにちは、ayurinnです。
2024年3月7日に放送される『カンブリア宮殿』に、発明家の道脇裕氏が登場します。
道脇氏と言えば、独創性のある発明で社会の課題を次々と解決する天才発明家なんだとか。
「株式会社NejiLaw(株式会社ネジロウ)」の社長を務め、ネジが長年抱えていた課題も、いとも簡単に解決してしまったと言います。
そんな道脇裕氏とは、
- 一体どんな人物なの(プロフィールは)?
- どんな学歴・経歴の持ち主なの?
- 道脇氏が発明したものって何?
など、色々と気になってきてしまったので、調べてみました。
道脇氏の独創的なアイディアはどこから来るのか、気になってしまった方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
道脇裕wiki風プロフィール
- 名前:道脇 裕(みちわき ひろし)
- 誕生日:1977年
- 出生地:群馬県→東京都へ引っ越す
- 職業:イノベーター・発明家・起業家・数学者・実業家
- 所属:株式会社NejiLaw(ネジロウ)代表取締役兼最高経営責任者
道脇氏の父親は化学企業の研究所所長、母親は東京外語大学物理学担当の助教授(現名誉教授)という理系一家に生まれました。
さらに、祖父も群馬大学の名誉教授、前橋工科大学初代学長を務め、船底用塗料の発明者でもあった凄い方。
そんな理系に囲まれる環境で育った道脇氏は、幼少期から、発明が趣味だったとのこと。
身近にあるものを、次から次へと分解しては観察。
内部の構造を観察することが、楽しくて仕方なかった様子です。
また、あふれだすアイディアを「発明ノート」に書き溜め、18歳の時に、初めて特許を出願。
それ以降も次々と発明し、特許を出願し続け、本人も把握しきれないほど数多くの発明品を世に生み出しています。
本人のこぼれ話として、「午後の紅茶(レモンティー)」が好きで、毎日10本くらい飲んでいるという情報も見つけました。
道脇裕氏の学歴は?
本人曰く、
学歴はなし
10歳まで、東京都多摩市で生活していたという情報があったので、多摩市の小学校に通っていたと思われます。
当時から、好奇心旺盛だった道脇氏。
学校の登下校は、毎日違う道を通っていたそう。(今では、怒られそうですが・・・。)
道なき道を進むこともあり、毎日泥だらけで帰っていたのだとか。
その時に背負っていたランドセルに入っていたものは、懐中電灯とロープだけ。
勉強道具は、学校に置きっぱなし。
そんな状態でも、学校の成績は良かったというのですから驚きですよね。
元々の頭のつくりが違っていたのでしょうか?
さらに、同年代の子供たちが、同時に同じことを学ぶ学校のことを「量産型ロボット生産ライン」と呼んでいたそうです。
そして、このままでは、自分も「量産型ロボット」になってしまうと考え、この「生産ライン」から降りることを決めたのだとか。
そこから、小学校を中退(自称)しました。
母親も、一度決めたら簡単に決意を変えない性格だということを理解していたため、「学校に行きなさい」と、言われたことはないそうです。
このような生活環境も、道脇氏のあふれ出る才能を高めるのに適していたのでしょうね。
その後小学校では、卒業式に出席しただけ。
中学校も、入学式に行っただけ。
しかし、高校は、都立の工業高校に入学。
高校受験を決めたのも、母親から、「高校に行きたいと思っても、受験しておかないと行けないよ」と助言されたから。
しかも、受験を決めたのが受験1週間前。
わずか1週間という短期間で、受験科目を詰め込み、合格したのだとか。
しかし、やはり、高校の教育体制になじめず、1年間で退学。
学生の頃から、波乱万丈な人生を送っていたようですね。
道脇裕氏の経歴は?
- 小学生の頃、「肉体労働株式会社」設立
- 14歳の頃、漁師、とび職として働く
- 20歳の頃、複数の会社の顧問を手掛けたり、特許事務所の仕事を引き受ける
- 2009年、ネジロウを立ち上げる
小学校から、ほとんど学校に行っていなかった道脇氏。
しかし、その期間、ただ遊んで過ごしていたわけではありません。
大学教授をしていた母親の研究所に通い、本格的な器具を使った実験や、機械の分解、化学の実験に明け暮れていたと言います。
そして、独学で無線と工学について学び、11歳の時にアマチュア無線の国家試験に合格し免許を取得。
まさに、道脇氏のような方を天才と呼ぶのでしょうね。
そんな中、道脇氏にとって第1号となる会社を起業します。
その名も、「肉体労働株式会社」。
今でいう、家事代行の会社のようなものだったと言います。
食器洗いや、洗濯、ごみ捨て等の営業品目リストを作り、親せきや近所の家を回ったそう。
そこで得たお金で、実験材料を購入。
この経験が、道脇氏の起業家としての基礎になっているのかもしれませんね。
その後も、ビラ配りや新聞配達など、様々な仕事をして、研究費を稼いでいました。
これが、小学生の頃の経歴。
中学生の頃には、職業の幅を広げ、漁師やとび職といった肉体労働系の仕事をメインに就職。
とび職に就いた頃は、14歳。
この年齢で雇ってくれる会社はどこにもなかったため、16歳と年齢を偽って就職したそうです。
一度、社長に、「年齢サバ読んでるんじゃないか?」と言われた時があり、「バレたか?」と覚悟したものの、「どう見ても20歳超えているだろう」と言われ、ホッと胸をなでおろしたのだとか。
様々な職業を経験するうちに、貫禄が付いていたのかもしれませんね。
その後、体を壊し、肉体労働ができなくなってから、自分の今後について、改めて考えます。
- 「自分はいったい何ができるのか?」
- 「何のために生きているのか?」
学校にまともに行っていないので、言葉も知らない。文章力もない。
足りない部分を補うために、自分は何をしたらいいのか考え始めた道脇氏。
行きついた答えは、自身が「量産型ロボット生産ライン」と批判した「学校の教育カリキュラム」そのものでした。
普通なら、「自分はなんてことをしてしまったんだ」と、愕然としてしまいそうですが、道脇氏は違います。
持ち前の行動力と頭脳で、わずか3か月という短期間の勉強で大検を取得。
そして、20歳の時に、アメリカのコロラド州の大学に留学。
知り合いの支援を受け留学したものの、わずか5日で退学。
帰国後は、複数の会社の顧問や、特許事務所の仕事をしながら、実験を継続。
しかし、個人で実験を続けることには限界があり、研究対象を数学にチェンジ。
数学であれば、実験材料は必要ない。
これまでやっていた仕事は辞め、数学の勉強のために引きこもり生活をしていたそうです。
そんな道脇氏を世の中に引っ張り出してくれたのが岩渕正詔氏。
「道脇さんのアイディアを、頭の中だけにとどめておくのは勿体ない」
「アイディアのいくつかでも見える化してほしい」
と言われ、事業化へと動き始めました。
これまで書き留めていた200以上のアイディアの中から選択したのが「ネジ」。
そして、「ネジロウ」を立ち上げたのです。
道脇裕氏が発明したものとは?
これまでに、道脇氏が発明してきたもの中から、代表的なものをいくつかご紹介します。
ペン型マニキュアツール
18歳の頃、特許出願第1号として発明。
最後まで固まらずに使用できるペン型のマニキュア。
「どうしてマニキュア?」
と、素朴に疑問を抱いてしまいました。
その理由は、自分が男性だから。
男性としての視点だけを見ていると、人間の半分の世界しか見ることができない。
これでは、片目をつむって歩いているようなものだと、道脇氏は考えます。
女性視点で、世の中を眺めることができなければ、自分の勉強は道半ばで終わってしまう・・・。
そのために、女性にちなんだものを発明しようと思っていた中で生まれたのが、これだったのだとか。
ただし、商用化のパートナーには巡り合えず、商品化はされなかったようです。
商品化されていたら、もっと、マニキュアを塗ることが簡単になっていたかと思うと、非常に残念です。
緩むことないネジL/Rネジ
自身が代表取締役を務める「株式会社NejiLaw(ネジロウ)」の主力商品でもあるネジ。
この発明を思いついたのは、自身が経験した3度の自動車事故からだと言います。
1996年、この年に、なんと3度も自動車事故に遭遇。
- 1回目は、タイヤの脱輪事故。
- 2回目は、ハンドルがはずれる事故。
- 3回目は、高速道路で車が大破するほどの大事故。
この事故の教訓から、緩まないネジを発明したいと考えだしたそうです。
道脇氏の頭の中には、現在のらせん構造ではなく、特殊なネジ山を形作ることで、絶対に緩まないネジが作れるというアイディアが生まれていたのだとか。
ネジの構造については、専門的過ぎて私には説明しきれないので、割愛します。
気になる方は、NejiLawのホームページを見てみてくださいね。
ウイルス・ワンパス除去装置Dr.AiR UV-C
コロナ禍をきっかけに発明。
細菌類やウィルスの遺伝子に直接深紫外線を照射することによって、ウィルス除去を実現。
従来の機械では、ウイルスなどを99.99%除去するために、30秒以上の照射が必要だったところを、わずか0.05秒で限界測定値の99.9997%以上のウイルスを除去することが可能となったのだとか。
2024年から実用化されるそうです。
私たちの手元にも届くかもしれませんね。
素晴らしい発明なので、私たちの手の届く価格なのか想像できませんが・・・。
PuchitPa(プチッパ)
小さい子供から高齢者まで、ペットボトルなどのスクリューキャップを簡単に開けられるようにとの思いから発明。
ペットボトルのキャップに取り付けて使用するようになっています。
てこの原理を使って、簡単に開けられるように、「プチッパ」には指をかけるためのレバーが付いています。
レバーに人差し指をかけることにより、片手でも、握力が弱くても開けられる仕組みだそうです。
言葉では分かりにくいと思いますので、気になる方は、コチラを参考にしてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、世界的な発明家でもあり、「株式会社NejiLaw(ネジロウ)」の代表取締役も務めている道脇裕氏をご紹介しました。
素晴らしい発明を次々と世に生み出しているのに、
- 小学校の頃から、ほとんど学校に通っていなかったり、
- 受験や大検については、短期間の猛勉強でクリアできる頭脳の持ち主だったり、
- 小学校の頃から、自分で会社を立ち上げたり、年齢をごまかして就職してしまうような行動力の持ち主だったり、
と、興味深い情報が盛りだくさんで、調べていた私も、お腹がいっぱいになってしまいました。
現在も、あふれ出るアイディアはとどまることを知らず、社会の課題解決のために、道脇氏の発明は続いていきます。
今後も、私たちの生活がよりよいものとなるような、素晴らしい発明を期待しています。
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