クライミング界のエース楢崎智亜とは?大学進学せずプロの道を選んだ彼の覚悟!【神業チャレンジ】

人物
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こんにちは、ayurinnです。

放送されるたびにプロの神業に魅了されてしまう『神業チャレンジ』に、プロスポーツクライマー
楢崎智亜(ならさきともあ)
さんが登場。

なんと、「大阪のシンボル通天閣に己の肉体だけで登り切れるか?」という企画にチャレンジ。

精悍な顔立ちと、鍛えられた肉体でスポーツクライミングの知名度をグッと引き上げた楢崎さんの神業が楽しみです。

そんな楢崎さん。

東京オリンピックでの躍動が今も目に焼き付いていますが、どんな人なのでしょうか?

皆さんも気になりますよね。

ということで、今回はプロスポーツクライマーの楢崎智亜さんを深堀していきます。

少しでも気になった方は、ぜひ、最後までお付き合いください。

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楢崎智亜さんとは?

プロフィール

  • 誕生日:1996年6月22日
  • 出身地:栃木県
  • 最終学歴:栃木県立宇都宮北高等学校
  • 所属:TEAM au

海外では、並外れた身体能力、類まれなる跳躍力・俊敏性から「ninja」という異名が付いているのだとか。

また、楢崎さん独自の動きは、「Tomoa Style」と呼ばれ、高い評価を得ています。

さらに、楢崎智亜さんが生み出した、スピード競技で威力を発揮する「智亜スキップ1という技があり、世界の選手も、ぞくぞくと取り入れているそうです。

スピードアップのための進化はとどまるところを知らず、「マルチン・スキップ2を、2020年2月の大会で初披露。

そして、「マルチン・スキップ」の後につなげる「サブリ・サブリ3」という技を習得。

  1. スタート直後に左のホールド(突起)を掴まずに飛ばし、タイムを短縮する技。 ↩︎
  2. コース中盤に左側にあるホールド(突起)を使わずに直線的に登る技。 ↩︎
  3. 他の2つの技と同じくホールド(突起)をショートカットする技。 ↩︎

これらの技を組み合わせることによって、2021年3月に自身の持つ日本記録を更新し、5.72秒という日本新記録を樹立しました。

常に上を目指し、貪欲なまでに挑戦し続ける楢崎さんの姿勢は、他を圧巻し見事としか言いようがありません。

経歴

楢崎さんが、スポーツを始めたのは幼稚園の頃。

運動神経の良さから器械体操を勧められたのがきっかけ。

器械体操は10歳まで続け、県大会で入賞するなどの成績も残しており、将来は体操でのオリンピック選手を目指していたことも。

しかし、突然、体操をすることに恐怖を感じ、器械体操から離れることに・・・。

スポーツクライミングを知るきっかけは、兄の通うクライミングジムについていったこと

器械体操で鍛えられた跳躍力空中でのバランス感覚をさらに磨き上げ、中学3年生の時に国内ユース公式戦で初めて表彰台へ。

そして、高校卒業と同時にプロの世界へ、飛び込んでいきます。

プロ入りについて、インタビューでは、

「高校卒業してどうするかが一番悩んだ。僕の世代ですぐにプロになるというのは1人もいなくて、ほとんどの選手が大学に行っていました。なおかつ一番成績が出てたわけじゃない。本当に自分がやりたいのはどっちかというのを考えて、クライミングを選んだという感じがあります」

引用元:THE ANSWER「医師とは違う道を歩んで 東京五輪金メダル候補・楢崎智亜がクライミングにかける理由」

と、語っていました。

父親が内科医で開業医をしている楢崎さん。

お兄さんがいますが、医学部には進まなかったため、必然的に自分が継ぐのかなと考えた時期もあったといいます。

プロ入りを決めた時にも、父親からは、

「2年以内に成績が伸びなかったら大学受験をしなさい。」

と言われていたそうです。

その結果、プロ転向の2年目に世界選手権のボルダリングで優勝

併せて、同じ年の年間王者となり、他を寄せ付けない日本のエースへと進化を遂げました。

一時は、真剣に自分が歩むべき道について悩んだという楢崎さん。

当時を振り返り、こう話していました。

「そんなに悩まなくてよかったなと。今思えばですけど。やりたいことをやるのが一番だと今は思っているので」

引用元:THE ANSWER「医師とは違う道を歩んで 東京五輪金メダル候補・楢崎智亜がクライミングにかける理由」

将来が分からないからこそ、自分が歩むべき道を選ぶときは誰でも悩みますよね。

ですが、分からなくて不安だからこそ、自分が少しでも本気になれることに、勇気をもって飛び込んでみることが大切なのかもしれません。

たとえ、後から間違いだったと感じても、また、新しい道へ飛び込んでいけばいいのです。

一度、勇気をもって進めたからこそ、これからも挑戦し続ける力が身についているはずですから。

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楢崎智亜さんの華麗なる実績とは?

2011年(中学3年生)ジャパンカップ初出場
2014年(高校3年生)ワールドカップ初出場
2015年プロ転向
2016年IFSCワールドカップボルダリング部門年間総合優勝
2016年世界選手権ボルダリング種目優勝(日本人初)
2017年IFSCワールドカップボルダリング部門・リード部門2位・2位
2018年第1回コンバインドジャパンカップ優勝
2019年IFSCワールドカップ呉江大会ボルダリング部門優勝
2019年IFSC世界選手権複合種目・ボルダリング種目優勝・優勝
2019年第2回コンバインドジャパンカップ優勝
2020年スポーツクライミングスピード・ジャパンツアー日本記録更新(5.90秒)
日本人初の5秒台
2021年スポーツクライミングスピード・ジャパンカップ日本新記録(5.72秒)
2021年2020東京オリンピック4位
参考:olympics.com

素晴らしい成績ですね。

常に、トップの選手として、日本のスポーツクライミングを引っ張ってきたことが、この結果に表れています。

初めてスポーツクライミングが五輪競技に採用された「2020東京オリンピック」。

コロナ禍により、1年間の延期を余儀なくされ中止も危ぶまれた本大会で、金メダルの有力候補だった楢崎智亜さん。

自身も「スポーツクライミングを広めたい」との決意を胸に挑んだが、残念ながらメダルには届かず、無念の4位。

「2024パリオリンピック」への出場権を獲得し、雪辱を果たすべく闘志を燃やしていることでしょう。

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楢崎智亜さんの強靭な肉体の秘密とは?

全世界がコロナウィルスの脅威にさらされた2020年。

活動自粛を余儀なくされ、ホームステイが当然の世の中でした。

楢崎さんも、様々な大会が中止となり、影響を受けたといいます。

そんな中でも、前を向き今後を見据えて、着々と準備を進めていたのだとか。

自粛期間だったからこそ、追い込むメニューに取り組めたと語っていました。

練習時間は1日8時間

基礎トレーニングを中心としたメニューで、週に5日は壁を登っていたそうです。

ただ、自分の体調管理も怠らず、オーバーワークにならないように、最後の1本が納得いくものではなくても、切り替えるように気を付けていたとのこと。

特別なコーチはつけず、自身でメニューを考え、練習に取り組んでいる楢崎さん。

私だったら、誰からも注意されない環境で甘えが出てしまいそうですが、そこは強靭な精神力を持つアスリート。

ただストイックに、壁に向かって課題をこなしていきます。

ひたすらに壁を登り、スピードや技術を競うスポーツクライミングという競技。

個人種目のため、孤独な戦いだと思いますが、どのようにしてモチベーションを保っているのでしょうか?

「自分の心と向き合うというか……。メンタルトレーニングなんかをしていくうちに、だんだん頑張っている気がしなくなってきて、遊んでいるような感覚になってきました。楽しく遊びながら強くなっているじゃないですけど、最近は全然辛いと感じなくなってきたんです。毎日、長時間練習していても楽しくて仕方がないです」

引用元:THEANSWER「医師とは違う道を歩んで 東京五輪金メダル候補・楢崎智亜がクライミングにかける理由」

スポーツクライミングという競技が、自分の一部になってしまっているんでしょうね。

息をするようにスポーツクライミングと向き合い、ただ純粋に高みを目指していく。

一流のアスリートだからこそ、たどり着ける場所のような気がします。

一般人の私からしたら、それこそ血のにじむような努力を、いとも簡単にこなしているように見えます。

ですが、そこにたどり着くためには、度重なる修羅場を潜り抜けてきたのではないでしょうか。

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今後について

前回大会の「2020東京オリンピック」では、4位という悔いの残る結果となってしまった楢崎智亜さん。

「あそこで金メダルが取れなかったことには、すごく後悔があります。」と話していました。

2024年に開催される「パリオリンピック」への切符を手にし、意気込みを語っていました。

僕も来年はパリ五輪に向け、そのほかの国際大会は少し調整をしながら出場することになるとは思うけど、その一方、現役を引退するまでは、W杯年間王者をできるだけたくさん取りたいという目標もあります。4年に1度の五輪も大事だけれど、W杯での優勝もどんどん狙っていきたいです。

引用元:読売新聞オンライン「家族の存在「意識上がった」、楢崎智亜が見据えるパリ五輪…「クライミングの世界変わってきている」

あの時の悔しさをばねに、ぜひ、雪辱を果たしてほしいですね。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、プロスポーツクライマーの楢崎智亜さんに注目してみました。

本当に自分がやりたいことを選んだ結果、高校卒業と同時にプロの道へ進んだ楢崎さん。

今の自分に満足することなく、さらに上を目指して追い込み続けるストイックな姿は、見ているものに感動を与えてくれます。

パリオリンピックでは、強靭な肉体と精神力で、輝く金メダルを勝ち取ってくれることを期待しています。

楢崎智亜選手、頑張れ!!

※同じくパリ五輪での金メダル獲得が有力視されている柔道家の角田夏実選手の情報は、こちらをチェック!

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