こんにちは、ayurinnです。
2024年3月14日に放送される『カンブリア宮殿』で、中山哲也氏が代表取締役社長を務める「トラスコ中山株式会社」が特集されます。
中山氏が社長に就任した30年前と比較して、なんと、売上高が3倍以上にアップ。
今や、売上高2,681億円を誇っているのだとか。
そして、この好調ぶりを支えているのが、社長である中山氏の「常識破りの独自戦略」にあると言います。
果たして、中山哲也氏とは。
一体、どんな人物なのでしょうか(プロフィールは)?
経歴や資産も気になりますよね。
中山氏の凄さについても、紹介したいと思います。
少しでも気になった方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
中山哲也wiki風プロフィール
- 名前:中山 哲也(なかやま てつや)
- 誕生日:1958年12月24日
- 出身地:大阪府
- 家族構成:妻、娘2人
- 趣味:仕事
- 日課:午前4時起床、1時間程度のウォーキング・ストレッチ
- 所属:トラスコ中山株式会社代表取締役社長、公益財団法人「中山視覚福祉財団」理事長
趣味は仕事というくらい、常に仕事について考えているのだとか。
新しいアイディアやビジネスモデルが思いついた時に、すぐにメモができるように、常にメモ用紙を近くに置いているそうです。
次から次と浮かんでくるアイディアを、すぐにメモして自分の中から取り出すことは、効率的ですよね。
浮かんでは消えてしまうものもありますし、メモに書き出してしまえば取り出した分のスペースが空いて、次の新しいアイディアが生まれてくるスペースができます。
さらに、メモに書き出すことによって、視覚的に確認できるので、形にもしやすいというメリットも。
頭の中を整理したい時にも、メモに書き出すことは有効な方法ですよ。
少し脱線してしまいましたが、中山氏は、「「トラスコ中山株式会社」は何のためにあるのか」ということを常に考え、改革を繰り返しているのだとか。
その考えが原点にあるから、時代の流れに合わせた改革を行い、成長し続けることができているのでしょうね。
中山哲也氏の経歴は?
- 出身大学:近畿大学商経学部経営学科卒業
- 1981年、中山機工(現トラスコ中山)へ入社
- 1987年、常務取締役に就任
- 1991年、代表取締役専務取締役に就任
- 1994年、代表取締役社長に就任
大学卒業後、父親が創業した「中山機工(現トラスコ中山)」に入社。
入社した当初は、父親が立ち上げた会社になんとなく入社して、なんとなく仕事をしていたのだとか。
今の中山氏からは、想像できないような若手時代だったようです。
「父親の会社に入社していずれは社長を継ぐ」
という準備されたレールの上を走らされていて、モチベーションが下がっていたのかもしれませんね。
そんな状況から、どのようにして、現在の中山氏の思考が作られていったのでしょうか?
その答えは、「環境」によって作られたのではないかと思います。
まず、創業者の息子ということで、社長の経営者としての決断を、すぐ近くで見ることができる「環境」に恵まれていました。
その環境により、「儲かればいい」という思考で下した決断が、必ずしも良い結果にならないということを学んだのだとか。
そこから、商売は「損得勘定」ではなく、「取捨善択」であるという独自の思考が身についたと言います。
さらに、中山氏が社長に就任した後の「環境」も、彼の思考にいい影響を与えました。
中山氏が社長に就任したのは、30代の頃。
通常だと、前社長が経営について助言や指導をしてくるのではないかと思いますが、父親である前社長は、一切口を出すことはなかったそうです。
そして、中山氏も、父親に相談することはありませんでした。
悩んだときは、前社長に頼るのではなく、自社の意義や存在価値を考えたのだとか。
そして、工場用副資材の卸売業をしている自社の役割は、「日本の製造業を支援すること」という思考にたどり着きました。
こうして、志が決まるとやるべきこと進むべき方向が見えてくるようになり、現在の好調ぶりへとつながる道筋が作られたようです。
中山哲也氏の資産が気になる
「常識破りの独自戦略」で、成長を続ける「トラスコ中山株式会社」を率いる中山氏。
直近の資産に関する情報は、見つけることができませんでしたが、
2017年1月14日号の『週刊現代』に掲載された「にっぽんの金持ちベスト100」において、39位にランクイン。
当時の総資産額が、127.4億円と、記載されていました。
庶民には、想像もできないような金額ですが、業界からも一目置かれる好業績の会社の社長であれば、当たり前の結果なのかもしれませんね。
さらに、「公益財団法人視覚福祉財団」を設立し、社会貢献にも積極的に取り組んでいる中山氏。
常に、社会のことを考え、自分が為すべきこと、自社が為すべきことに、真剣に取り組んできた結果が表れているように思います。
中山哲也氏の凄さとは?
「トラスコ中山株式会社」は、現在、従業員数3,000人を超える大企業です。
東京と大阪に本社を有し、国内89か所、海外5か所に拠点を置いています。
ここまで成長してこれたのは、中山氏の「独自戦略」のおかげです。
その「独自戦略」が
- 注目すべきは「在庫回転率」ではなく「在庫ヒット率」
- 本質を極めた「やめる経営戦略」
です。
卸売業にとって、多くの在庫を保有するということは、デメリットの方が大きいと考えるのが普通ではないでしょうか。
しかし、中山氏は、そうは考えませんでした。
お客様が求めていることは、注文した商品が、すぐに納品されること。
目先の利益を気にするあまり、需要の少ない在庫を持たないとその期待に応えることはできません。
- いつ注文が入るか分からない商品でも、「トラスコ中山」であれば、手に入る。
- 在庫ヒット率を上げることによって、そう思ってもらえる土壌を作る。
- そして、それが、一番の競争力になる。
多くの在庫を抱えることによるデメリットよりも、「取引先である製造業を支援する」という思考を持っている中山氏だからこそ、思いついた経営戦略だと思います。
さらに、「やめる経営戦略」。
組織が大きくなればなるほど、保守的になりがちですが、中山氏は違います。
以前は、米や貴金属、背広などの商品も扱っていたのだとか。
これらの商品の売り上げも100億円近くあったそうですが、本業以外のところに力を割いていては、競争力は身につかないと考え、きっぱりやめてしまったそうです。
さらに、業界では一般的だった、手形取引もやめました。
それにより、貸し倒れもなくなり、物品受領書などの書類も必要なくなったため、業務も効率化され、空いた保管場所を有効利用できるようになったそうです。
こうして、保守的にならず、業界内では一般的なことも、独自の思考で「やめる」決断をする。
これらが、中山哲也氏の凄さだと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、業界内でも独自の経営戦略で、快進撃を続ける「トラスコ中山株式会社」を率いる中山哲也氏をご紹介しました。
- 実は、父親が創業した会社に、何気なく入社し、何気なく仕事をしていた中山氏。
- 社長の近くで経営の現場を体感し、「取捨善択」という独自の思考を身につけ社長に就任。
- 「製造業を支援すること」を自社の役割と位置づけ、「やめる」ことを恐れず、独自戦略で好調を続けています。
そんな中山氏の新たな取組は、どのようなものなのでしょうか?
これからの取組にも、要注目ですね。
今後の、益々のご発展を祈念しております。
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