こんにちは、ayurinnです。
2024年2月15日に放送される『カンブリア宮殿』に、山本俊祐氏が登場。
こちらの山本氏は、なんでも経営不振に陥ったホテルを見事な手腕で、次々と再生している仕掛け人なんだとか。
皆さんの地域にも、少し前まで廃れたイメージのホテルだったのに、最近、きれいになって観光客が押し寄せているホテルはありませんか?
もしかしたら、山本氏が仕掛け人となり、一躍大注目のホテルに変貌を遂げたのかもしれません。
そんな凄腕の仕掛け人である山本氏とは、
一体どのような人物なのでしょうか?
プロフィールや経歴、これまでの実績や経営手腕なども気になりますよね。
気になる方は、ぜひ、最後までお付き合いください。
山本俊祐(やまもとしゅんすけ)wiki風プロフィール
- 早稲田大学法学部を卒業。
- INSEAD(インシアード)で経営学修士を取得。
- JPモルガン証券不動産ファイナンス部、UBS証券企業金融本部に勤務。
- ウェストモント・ジャパン・インベストメンツの投資担当ヴァイス・プレジデントを務める。
- 2011年2月にフォートレス・インベストメント・グループ(アメリカの投資運用会社)に参画。
- 山本氏は、フォートレスの日本におけるホテルのアセットマネジメント業務を統括。
- さらに、フォートレスの出資先である(株)マイステイズ・ホテル・マネジメントの代表取締役会長を兼務。
彼が代表取締役会長を務める(株)マイステイズ・ホテル・マネジメントは、1999年7月にウィークリーマンションの管理運営会社からスタートし、2005年から、「マイステイズ」ブランドでホテル事業へ参入。
それ以降、運営受託業務を軸に、ホテル開発やコンサルティング事業へと業務を拡大。
現在、運営軒数で業界上位5位に入るほどにまで成長。
その成長を支えてきたのが、山本氏というわけですね。
さらに、山本氏は、それまで取り組んだことのない業態にも果敢に挑戦し、運営ノウハウを取得しながら成長できるという強みを持っています。
その強みを生かし、経営不振に陥いったホテルを次々と再生してきたのです。
次の項目では、その華々しい実績について、詳しく見ていきたいと思います。
マイステイズ・ホテル・マネジメント(株)のホテル再生実例
さすが、運営軒数で上位5位に入るほどの会社なので、ビジネスホテルからリゾートホテルまで、再生実例も数多くありました。
すべてをここで紹介することはできないので、中でも、有名なホテルの再生実例を2つご紹介したいと思います。
ホテルニューアカオ(熱海)
「ホテルニューアカオ」は1973年にオープン。
相模湾に面する岸壁にそびえたつホテルは、一度見たら忘れられないインパクトを持っています。
熱海のランドマークとして長年親しまれてきた当ホテルですが、施設の老朽化やコロナ禍により経営が悪化し、2021年11月に、惜しまれながら閉館。
その後、「ホテルニューアカオ」の名称はそのままに、2023年7月に新生「ホテルニューアカオ」がグランドオープン。
全面改装された当ホテルでは、350室ある客室はすべてオーシャンビュー。
天然温泉は、岸壁という立地を生かした作りになっています。
水平線とつながるような一体感が楽しめる大浴場や露天風呂、貸切風呂などからなる8つの湯舟が堪能できますよ。
さらに、特筆すべきなのが、扇状の巨大なレストラン。
漁港ならではの新鮮な魚介類はもちろん、旬の野菜やフルーツを活かしたメニューが多く並び、静岡の銘酒やご当地グルメも多数取り揃えられています。
さらに、現在は使用されていない中宴会場をキッズルームやファミリールームに改装し、今の利用者のニーズに合ったホテルづくりが行われました。
当ホテルの再生に携わった山本氏も、オープニングセレモニーで、
「一度体験したら忘れられない、これが、クラシックホテルのエッセンス」
と、当ホテルの個性をアピール。
将来的には、
- 「段階的に、お客様の声を聞きながら、一緒にニューアカオを作っていきたい」
- 「50年続く熱海のシンボルになってほしい」
と、今後を見据えていました。
かんぽの宿
「かんぽの宿」と言えば、日本郵政株式会社が運営していた宿泊施設。
郵政民営化以前は、簡易保険の利用者であれば、低価格で泊まれるという場所でした。
そんな「かんぽの宿」も、時代の流れにより、2022年に32施設を売却。
その後、残りの1施設を日本郵政が運営していましたが、2023年1月をもって営業終了したことにより、「かんぽの宿」は消滅しました。
その売却されたうちの29施設を取得したのが、(株)マイステイズ・ホテル・マネジメント。
「亀の井ホテル」にリブランド(価値の刷新)して、運営をスタート。
公共施設のイメージが強い「かんぽの宿」をリブランド化し、イメージを刷新するという戦略で、宿泊客を集めました。
これまでメインターゲットだったシニア層に加え、子育て世代やアクティブシニア、団体客の取り込みも視野に入れつつ、インバウンド需要にも対応できるようなホテルに変貌を遂げています。
子育て世代向けにファミリールームやキッズパークを増設したり、ファミリー層に人気のあるビュッフェスタイルを取り入れたレストランを設置。
シニア向けには、源泉率を高めたり、カラオケルームなどのアクティブスペースを増設。
無人ワインサーバーや日本酒サーバーが設置され、その地域の食も味わえるとのこと。
さらに、ドッグルームが併設されたペットルームも充実している施設もあるというのだから、驚きです。
全国に37施設が展開されている「亀の井ホテル」。
それぞれのホテルが、地域の特性を生かしながら、オリジナリティーあふれる経営を行っています。
それぞれの施設の良さを比較してみるのも、楽しいかもしれませんね。
将来的には、50施設程度の展開を考えているとのこと。
身近なところでも、「亀の井ホテル」のホスピタリティーを感じることができるかもしれませんよ。
多彩なホテル展開を行う「亀の井ホテル」なら、ニーズに合ったホテルが選べそうです。
山本氏のすごさ
山本氏のマネジメント力やホテル再生能力は、これまで見てきた実績でお分かりいただけたと思います。
しかし、山本氏の凄さはこれだけではありません。
その凄さとは、経営者として、一緒に働くスタッフのことを第一に考えているということです。
(株)マイステイズ・ホテル・マネジメントは、本社だけでも250名以上のスタッフを抱える規模が大きな会社です。
それだけの人が働いていれば、それぞれのスタッフの専門性ややりがいを感じることは様々。
そして、大勢のスタッフ一人一人が重要な役割を果たしています。
その上で、経営者として、スタッフそれぞれがやりがいを感じ、自身の強みを生かせるような環境とはどのようなものかを考え続けたそうです。
その結果、
現場でのやりがいを求める人は現場で活躍してもらい、
マネジメントを強みとするスタッフは、本社でそれぞれの専門性を活かし現場を支える、
という現在の経営体制に落ち着いたそうです。
スタッフの働きやすさと同時に収益性も兼ね備えた会社、それが、(株)マイステイズ・ホテル・マネジメントのスタイルなんだとか。
利益を追求するだけではなく、利益を支えるスタッフへの配慮も忘れない。
経営者には、ぜひ、意識してほしいところですよね。
「HOTERES ONLINE」のトップインタビューでも、
私たちマイステイズ・ホテル・マネジメントはスタッフの方が長く働きやすい環境づくりにも力を入れています。マイステイズ・ホテル・マネジメントは年間休日 120日が取れる環境づくりのほか、厳しいと言われるホテル業界の中でも継続して働くことができるための労働環境の整備に力を入れています。
引用元:HOTERES ONLINE「トップインタビュー (株)マイステイズ・ホテル・マネジメント 代表取締役会長 山本 俊祐氏/代表取締役社長 代田 量一氏」
と、語っていました。
これからも、企業としてさらなる成長をしていく上で、その実現には、「人」が欠かせないと考えているようです。
企業の成長の核となる「人」のために、労働環境を整え、スタッフそれぞれのやりがいも叶えられるよう努力しながら、企業としても成長していくという目標を掲げています。
その実現に向けて、一生懸命取り組んでいくとのことです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、『カンブリア宮殿』に出演する山本俊祐氏について、紹介させていただきました。
ビジネスホテルからリゾートホテルまで、幅広いホテル事業を展開している山本氏。
ホテルを再生するだけではなく、そこで働くスタッフに対する配慮も忘れない経営手腕は、尊敬に値します。
事業に関わる「人」を大切にするからこそ、その精神がホテルを訪れるお客様にも伝わり、心地よい一時が過ごせるのかもしれません。
価格設定がリーズナブルなホテルもあり、様々なニーズに合わせた利用ができそうですね。
今後のご活躍も期待しております。
※同じくカンブリア宮殿で特集された百貨店松屋9代目社長の古屋毅彦氏については、コチラをチェック!
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